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更新日:2025年2月26日
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藤沢市企業等環境緑化推進協議会
工場や事業所の環境緑化は、そこで働く人たちにとって仕事場の環境をより良くし、また、地域環境との融和を図るためにも重要です。この認識をふまえて、昭和49年4月に市内の工場や事業所等により「藤沢市工場等環境緑化推進協議会」が設置されて以来、各種講習会・施設見学会等を開催し、緑化意識の普及・向上・啓発に努めています。また、協議会の日頃の緑化活動実績が認められ、平成2年度に関東通商産業局長表彰、平成13年度には自然環境功労者環境大臣表彰を受けました。
令和6年度現在の加入事業者数は44社です。
会長あいさつ
春分の候、寒さの中にも春の気配を感じる季節となりました。皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。また、当協議会の令和5年度事業活動におきましては、皆様のご協力により無事終了出来ました事、厚く御礼申し上げます。
さて、2020年から新型コロナウィルスの影響により様々なことが制限された中での活動を強いられておりましたが、2023年5月、感染症法上の位置づけが2類から5類に移行しました。徐々にではありますが、ようやく以前の活動がしやすい環境となりました。日常生活では、4年ぶりに声出し応援可能となった各種スポーツ大会、お祭りや花火大会などのイベントも再開され、人々の行動範囲も広がり、街に活気が戻ってきたように感じています。
そのような中で2023年を振り返りますと、過去最高を記録するなど記録的な気温上昇の年となりました。7月に国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代がきた」と警告を発信したことが深く印象に残っております。地球の温暖化がもたらす事象として、大雨による洪水の被害、熱波による山火事など世界的に自然災害や自然破壊の恐れがあり、切実な問題であると考えます。そのために「緑」を増やすことが急務です。「緑」にはCO2の吸収効果があり、地球温暖化防止の一助になると共に温度や湿度の緩和効果があり、ヒートアイランド現象の防止にも役立っています。
地球温暖化の加速を止めるための「緑」の推進は、各企業様におかれましても積極的に取り組みを推し進めていることと存じます。現在、当協議会には43社加入いただいております。今後も緑化活動を有効に推進していくために、藤沢市と連携し、各企業間の情報交換の有効な場としてご活用いただければ幸いに存じます。引き続き皆様方のご協力およびご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さらに2024年は、当協議会創立50周年を迎え、記念式典も予定されております。50年もの長きに渡り、活動が継続されていることは素晴らしい実績であると考えます。ご尽力いただいた先人の方々の想いを引き継ぎ、未来に向けてさらなる緑化推進の起爆剤になることを祈念いたします。大いに盛り上げていきましょう。(株式会社ヤクルト本社湘南化粧品工場 大林 記)
第51回総会
藤沢市企業等環境緑化推進協議会の第51回総会を、令和6年4月26日(金曜日)に藤沢市役所本庁舎5-1、5-2会議室にて開催いたしました。
令和5年度の事業報告、決算報告及び監査報告が承認され、令和6年度役員の改選、事業計画及び収支予算が承認され、無事に審議を終えました。(事務局 記)
第42回藤沢市緑と花いっぱい推進の集い令和5年11月11日(土曜日)
藤沢の緑を守り育て、市民による「緑と花いっぱい運動」をさらに推進していくことを目的とし、「藤沢市みどりいっぱい市民の会」「藤沢市」「当協議会」の3者共催で開催しており、今年で42回目を迎えました。(会場:藤沢公民館・労働会館等複合施設Fプレイス)
令和5年度「緑と花のまちづくり」表彰式では、緑と花いっぱい功労者や各種コンクール(標語、緑と花のまちづくり、学校花だん、ポスター)において最優秀賞・優秀賞を受賞された方々にご来場いただき、各作品の発表と表彰を行いました。受賞者インタビューでは作品の背景やコンクールへの想いを伺い、市民の皆様や未来を担う子供たちの言葉からあらためて藤沢市の緑と花の魅力を再認識する機会となりました。その後の緑化セミナーでは、遠藤笹窪谷公園の自然環境の紹介や花壇づくりのアドバイスなどを講義いただき、緑化への関心を深めることができました。
来年度も引き続き、会員の皆様のご協力をお願いいたします。(東レ株式会社基礎研究センター 半谷 記)
視察見学会及び緑化技術講習会
令和5年7月6日(木曜日)に本年度の視察見学会及び緑化技術講習会を藤沢市遠藤笹窪谷公園にて実施いたしました。12社14名が参加し、講師はみどり保全課・自然生態専門員の石田聡が務めました。汗ばむ陽気の中、公園内を散策した後、涼しい室内で生物多様性やSDGsについての講習を受講しました。(事務局 記)
藤沢市の三大谷戸の一つでもあり、生態学的にも市内トップクラスの良好な自然環境を保有している貴重な公園を訪問させていただきました。山道を少し歩き進めると、街の喧騒を忘れさせてくれる豊かな里山の景色が広がっていました。
園内散策の際は、虫取り網を各自一本配られ、自由に昆虫を捕まえるという貴重な体験をさせていただきました。大人になり虫取り網を持って、実際に捕まえるということに、最初は戸惑いも感じましたが、いつの間にか童心に帰ったように、暑さや時間が経つのを忘れ夢中で採集をしていました。(数種類のトンボ、トノサマバッタ、モンキチョウなど)
遠藤笹窪谷公園は、藤沢市の中で最も豊かな自然が残されている場所です。みなさんも一度、ご家族で足を運び昆虫採集体験をされてはいかがでしょうか。楽しい思い出の一ページを描くことができると思います。(オイレス工業株式会社藤沢事業場 槁本 記)
全員が童心に帰った視察の後は、生物多様性サテライトセンターにおいて、「生物多様性とはなにか?SDGsとの結びつき」についての講習となりました。先ず生物多様性とは“地球には色んな種類の生き物がいる”その中で・生態系の多様性。・種(種間)の多様性。・種内(遺伝子)の多様性の3つに区分される事。またそのそれぞれの多様性についての危機。そしてそれらの生物多様性を持続するためにSDGs目標15である“陸の豊かさも守ろう”との結びつきが重要であり、我々に課せられた課題である事を学びました。後半は“気候変動の急加速化”の影響を受け倒木などの被害を受けた森の回復活動が行われている事の説明を受けました。もはや近年における気候変動は人災と言っても過言では無く、CO2削減が急務であり地球全体で取り組んでいる課題です。弊社においても2030年までに2013年度比50%削減をコミットし、現在全社を上げて取り組んでいます。
今回の座学は限られた時間でしたので、正直全てを理解できたとは言えませんが少なくとも“理解してから行動する”のではなく“行動しながら理解し学ぶ”ことも時には重要であると感じました。業務以外でも日頃の行動や生活等、今一度振り返り豊かな自然環境が持続出来るよう小さな事でも積極的に取り組んで行きたいと改めて自己啓発させて頂いた講習でした。(いすゞ自動車株式会社藤沢工場 森 記)
会員紹介
協同油脂(株)
所在地 藤沢市辻堂神台2-2-30 事業内容 グリース及び金属加工油剤の製造・販売
協同油脂(株)は、現在の神台公園のある場所に辻堂工場を建設し、1947年3月からグリースの製造を開始しました。その後、辻堂駅前の再開発(湘南シークロス)に伴い、2007年から現在の場所に移転し、本社・R&Dセンターとして主に研究開発を行っております。当社はグリースおよび金属加工油剤の開発・製造・販売を行っている潤滑剤の専門メーカーですが、特にグリースの国内シェアはNo.1で、製品は普段目につきませんが、あらゆる産業に使用されており、なくてはならないものです。例えば身近なところでは、家電・自動車の様々な部品、新幹線の主電動機(モーター)、宇宙ステーションにも採用されております。当社のグリースおよび金属加工油剤は世界中で使用されており、様々な部品の摩擦を低減させます。例えば自動車の燃費向上や、エネルギー消費改善など、微力ではありますが、カーボンニュートラルに貢献できるものと考えております。また、本社・R&Dセンターは、周辺環境に配慮した構造になっており、外構・植栽・景観については、ケヤキ・オオシマザクラ・アジサイ等季節にあわせた植栽を行っており、当社から四季を感じていただければと思います。敷地内にはビオトープもあり、メダカが元気に泳いでいます。また駐車場には、本の代わりに酒匂川の堤に植えたとされる松の苗木を持った「二宮金次郎」像が見守ってくれています。
アイシンシロキ(株)藤沢工場
所在地 藤沢市桐原2 事業内容 軸自動車部品製造
私たちアイシンシロキの社名は遥か昔、江戸3大呉服店の白木屋がその由来となっております。東京の下十条に本社工場設立後、品川への移転を経て1967年より藤沢へ根を下ろしました。時代の変遷と共に白木金属工業からシロキ工業へと社名変更し2023年4月にアイシンとの経営統合を経て現在のアイシンシロキとなりました。環境問題への取り組みは人類共通の課題です。これらはアイシングループの行動憲章として掲げられており環境への取り組みは、今まで以上の対応が求められるようになりました。アイシンシロキ藤沢工場の主力製品は自動車用部品です。藤沢工場で生産したドアサッシュ、シートアジャスターなどを世界中のお客様にお届けしています。工場敷地内には災害時の避難所、レクリエーションを兼ねた芝生地があり桜をはじめ、ヒマラヤ杉、金木犀、イチョウ、モクレン、ナラの木、枇杷の木、夏みかんの木などバラエティに富んだ植物が植えられています。正門脇の花壇を彩る草花は長年に渡り諸先輩方が植えて下さった賜物で季節感を味わえるバリエーションになっています。最近ではコキアが彩り豊かとなっており通行人の方が撮影する様子が見受けられます。私たちの五感を心地よく楽しませてくれている事に感謝しつつ雑草や伸びすぎた枝は社員有志で手入れをしています。社員のみならず近隣の皆様の癒しにつながるよう大切に育てていきたいと感じております。
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メルシャン(株)藤沢工場
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ソニーグループ(株)湘南テクノロジーセンター
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(株)東京ゴム製作所
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オイレス工業(株)藤沢事業場
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ナショナル・ベンディング(株)湘南第一営業所
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(株)須藤製作所
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シロキ工業(株)藤沢工場
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日東化学産業(株)
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(株)大峯
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(株)ピーケーサービス
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門倉土木(株)
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機関誌「緑光」
本協議会では、活動等を紹介するための機関誌「緑光」を年に1回発行しています。
藤沢市役所みどり保全課や長久保公園での配架のほか、以下にデータを掲載しておりますので、是非ご一読ください。
設立50周年記念号(2024年秋)(PDF:1,186KB)
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都市整備部 みどり保全課
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