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更新日:2025年3月28日
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胃がんリスク検診(ABC検診)について
藤沢市は、胃がん検診の受診率の低下や将来の医療費の削減のため、平成26年8月より「胃がんリスク検診(ABC検診)」を実施しました。
この検診は、胃がんの発症リスクを検査するもので、胃がんそのものを発見する検診ではありません。
胃がんの危険因子として最も重要とされているのは、ヘリコバクター・ピロリ菌感染です。
ピロリ菌陽性者は陰性者に比べて、発生する胃がんのリスクが5倍以上であるといわれています。
陽性だった場合に除菌治療を行うかどうかは、内視鏡で胃の状態をみてからの判断になります。
そのため要精密検査と判定された方は、胃内視鏡検査(保険診療)を受ける必要があります。
5歳刻みの方を対象に実施しているため、毎年できるわけではありませんので、受診券が届いた方はぜひ、受診していただき、胃がんになりやすいかどうかを検査してください。
※検診を受診する際は、受診予定の医療機関と十分ご相談の上、受診時期を検討してください。
令和6年度の対象者
4月1日から翌年の3月31日までに、40・45・50・55・60・65・70歳の誕生日を迎える方
- 40歳 昭和59年4月1日~昭和60年3月31日生まれ
- 45歳 昭和54年4月1日~昭和55年3月31日生まれ
- 50歳 昭和49年4月1日~昭和50年3月31日生まれ
- 55歳 昭和44年4月1日~昭和45年3月31日生まれ
- 60歳 昭和39年4月1日~昭和40年3月31日生まれ
- 65歳 昭和34年4月1日~昭和35年3月31日生まれ
- 70歳 昭和29年4月1日~昭和30年3月31日生まれ
※過去に藤沢市の胃がんリスク検診を受診した方は対象外です。胃がんリスク検診の受診歴のある方、対象年齢でない方は受診券に氏名の記載がありません。
ただし、次に該当する方は数値が正確にでないため、受けることができません。
- ピロリ菌除菌治療を過去に受けたことがある方
- 胃の切除術を受けたことがある方
- 腎不全(クレアチニン3.0mg/dl以上)の方
- 胃や十二指腸疾患で治療中であり、定期的に内視鏡検査を受けている方
実施時期
6月1日から10月31日まで(指定医療機関の休診日を除きます。)
検診内容
血液検査(ペプシノゲン量、ヘリコバクター・ピロリ菌抗体)
自己負担金
1,000円
生活保護受給者と支援給付の決定がされた中国残留邦人の方は無料です。
生活保護受給者の方は生活保護受給証明書、中国残留邦人の方は藤沢市が発行した本人確認証を提示してください。(さかのぼりの申し出や返金はいたしません)
受診方法
- ご希望の指定医療機関に電話で予約してください。
(予約が必要な医療機関もあります。) - 検診当日は、受診券、検診票、本人確認ができるもの(保険証、免許証等)をお持ちください。
指定医療機関以外での受診は全額自己負担になりますので、ご注意ください。
ペプシノゲンとは
胃の粘膜から分泌される酵素「ペプシン」の元になる物質で、胃の粘膜が萎縮するとその値も低下します。
ペプシノゲンのほとんどは胃の中に分泌されますが、一部、血液中に流れ出すことから、血液検査で確かめることができます。
ヘリコバクター・ピロリ菌とは
ピロリ菌は胃の粘膜に好んで住みつき、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、さまざまな胃の病気になりやすいことが確かめられています。
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