トマト
ふじキュンメモ
藤沢の御所見地区では単為結果性品種の「パルト」という品種が主流となっています。「単為結果性って何?」と思いますよね。単為結果性品種とは、受粉・受精が行われなくても果実ができるというものです。
本来トマトが実をつけるには、ホルモン処理(トマトトーンというホルモン剤を花に吹き付ける)やマルハナバチをハウス内で飼養して受粉させることによってトマトを実らせています。
ホルモン処理は労力がかかるし、マルハナバチはコストがかかるうえ、従前から使ってきたセイヨウオオマルハナバチは特定外来生物の指定を受けているためハウス外に逃げ出さないよう細心の注意を払う必要があります。
これらの課題を解決するため「パルト」を導入したわけですが、この品種はゼリー質が少ないという特徴があります。よくトマトが苦手という方は「あのゼリーの部分が・・・」と言われるので、トマトがあまり得意でないという方にこそおすすめの品種ではないかと思います。
お近くのスーパーで御所見地区のトマトを見かけたら「パルト」かもしれませんので是非ご賞味ください。(2019/4)
旬の時期
3~6月、11~12月
販売時期3月~7月、10月~12月
販売場所JAさがみ直売所、農家直売、スーパー
ふじキュンメモ
亀井野の「わいわい市藤沢店」の隣に、JAさがみの「産地形成促進施設」というところがあるのをご存知でしょうか?この施設にはトマトの選果機があり、1階のトマト用エレベーターに軽トラで運んできた収穫用コンテナに入ったトマトを乗せると、トマトは2階の選果場へ。
2階に上がったトマトは、人の手で優しくコンベアに乗せられ、色や形、重量を選果機が瞬時に計測し、「このトマトはAM、こっちはBS」といった感じでトマトが自動的にそれぞれの等階級のレーンに流れていきます。それを人の手で箱詰めし、またコンベアを流れ、自動で梱包され出荷できる状態になったものが、また1階に降りてきます。
ちなみにトマトを詰める段ボールも自動で折られ、一枚の板紙だったものが、出荷用の段ボールになります。箱があっという間に作られる様子は見ていて楽しいですよ。
この施設は普段は関係者しか入れませんが、3月に生産流通現場体験ツアーを農業水産課で企画したところ多くの方に参加していただき、普段見られないトマトの選果風景を見ていただくことができました。参加者の皆さんはとても楽しんでくれたようです。(2019/5)
藤沢産利用推進店
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「トマト」をお店で食べる
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